先日の釣行で殉職したマルイカロッドのケイノンテウシーダN155 ですが、折れたのは数センチなので、トップガイドを付け直して使える状態に復活させたいと思います。
ついで?に以前 ②さんが穂先を折っちゃった、アルファタックルの海人マルイカのトップガイドも付け直します。
折れた穂先からガイドの取り外し
折れちゃった穂先部分からガイドを取り外します。
カッター等でガイド部分の透明な樹脂部分(エポキシ)とスレッド(ガイドを止めている糸)を削ります。
ガイドを傷つけない様に、少しずつ削りませう。写真撮り忘れましたw
スレッドがある程度削れてブランクス(竿の本体部分)の塗装が見えてきたら、指などでスレッドを取り除きます。
ある程度スレッドが取れると、中間部分の1本足のガイドは取れる場合があります。
ライター等で炙って、ガイドを温めてガイドを外す
ガイドとブランクスは、グルー(ホビー等で使う熱で溶ける素材の接着剤)で接続されている場合が多いので、温めて外します。
中間部分のガイドはブランクスを持って、トップガイドの場合は、ピンセット等でガイドを保持した状態で、ブランクスとガイドの接続部分をライター等で温めます。
ある程度温めるとポロ(スル)ッと外れるかと思います。
トップガイドが折れた本体に取り付けられるか確認
折れた本体部分に取れたガイドを挿してみて、入るか確認
すんなり入らない場合、少し削れば入るのか無理なのかチェック
削っても入らなさそうな場合
富士工業から出ている、リペアキットで入りそうな物を購入するか、TOPガイドのみを釣具屋さんや通販で購入
削れば入りそう or すんなり入る場合
耐水ペーパー等で、折れた穂先部分を削って整えます。あまり力入れると折れた部分が余計にささくれ立ってしまうので、丁寧に作業します。
エポキシ接着剤でトップガイドを接着
2液性のエポキシ接着剤で、トップガイドを接着します。
使うエポキシ接着剤は、100円ショップ等の物はカチカチに固まって柔軟性がなく、負荷かかると取れやすいのでできるだけ釣具用のを使いましょう。
私はこれを使っていますー
接着したらできれば1日は、置いておきたいですね。
トップガイドとブランクスをスレッドで補強
トップガイドからスレッドを巻きはじめ、ブランクスまで巻いて補強します。
スレッドはEZスレッドが綺麗に巻けて良いかと思います。
- 巻き始めはスレッドを交差させるようにして巻き、端のスレッドの上に全長の 1/3〜1/2 位巻いたら、余分なスレッドはカットします。
- スレッドやPE ラインを10cm位に切り出し、折り曲げて、ブランクスに沿わせてスレッドを上から巻きます。
- 最後まで巻いたら、折り曲げて巻いたスレッドの輪に端を通し、折り曲げて巻いたスレッドの端を引っ張って、巻いたスレッドの下にスレッドの端を通しカットします。
スレッドにエポキシ接着剤*1を塗って保護
スレッドの上にガイド接着に使ったエポキシ接着剤を塗ります。固まるまでは塗ったエポキシが寄らない様に位置を変えます。1日経って完全に硬化したら完了です。
無事に、海人マルイカもケイノンテウシーダも使える状態に復活しました。先端が数センチなくなっているので、調子は変わってしまいますが、ゼロテンマルイカでなければ、使えそうです!
*1:本当は専用のコート剤が良いのですが、簡易な修理なので接着剤ですませます