たまひの切り身

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マルイカ向け電動リール用バッテリー?調べてみた

電動リール買おうか思案中の①です。
すでに②さんは電動リール使っているのですが、バッテリー持っていないので、電動リール用のバッテリー調べてみたので、まとめてみました。

魚探用の乾電池ボックス
魚探用の乾電池ボックス
ちなみに、家では魚探用のアルカリ単三電池10本の、電池ボックス電源流用しています。
棚カウンターの設定位なら事足りるけど、電池すぐ無くなっちゃう

電動リール用バッテリー?

電動リールは、基本DC*112〜14.4V*2位で動作しますので、その電圧の電源が必要です。その為、DC12V〜の電源が必要となります。

船で使うには、船から電源(12V)を取らせてもらうか、自分でバッテリー*3を持参して使うことになります。

どの位の容量が必要?

色々なサイトで、様々な記載があり混乱しちゃいますが、マルイカの場合、オモリ60号、水深最大160m*4とした場合、最低6Ah*5以上あれば、乗合船の1日は持ちそうな感じです。

二人とも電動リール使う場合は、12Ah〜あれば1日もつかかな?

船に電源があるのに必要なの?

船に電源はありますが、電源が船のエンジンによる発電の為、電圧が不安定で、大勢の人が巻き上げると電力が不足したりする場合もあり、できれば自前のバッテリー持っていった方が、電動リールにも優しいですし、能力発揮できるかと思います。

シマノは特に低電圧にシビアな様で、先日の釣行で船電源のお隣さん巻き上げ、止まっちゃって手巻きで巻き上げてましたw

電動リール用バッテリー種類は?

電動リール用バッテリーは、大きく分けて2種類のバッテリーがあります。スマホ用バッテリーでお馴染みの、リチウムイオン電池、車等のバッテリーでお馴染みの、鉛バッテリー。
代用できるバッテリーとして、とても有望そうなリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの3種類を記載します。

リチウムイオンバッテリ

電極の間をリチウムイオンが移動することで、充放電を行うバッテリー
軽量で大容量で良いこと尽くめですが、非常に高価、釣具メーカー製品だと、電動リールもう一つ買えちゃう位のお値段に…

メリット

  • 軽量 10Ahで1.3kg程度
  • 電圧が高い(14.4vが多い)
  • 長寿命

デメリット

  • 高価格
  • 取り扱いによっては爆発する等の危険性がある
同じ仕事量(W)の場合、電圧が高い方が電流は減る*6ので、リチウムイオン電池の方が、同じ仕事量なら同じ容量の鉛電池より、長時間持つ計算になりますー
鉛電池

電極の間を硫酸イオンがが移動することで、充放電を行うバッテリー
とにかく値段が安いのがメリットですが、鉛なので非常に重たい。さらに寿命が短いので、コストが安くても数年でみたら高くつくかも?です。

メリット

  • 低価格

デメリット

  • 鉛なので非常に重い。12Ahで4kg程度
  • 寿命が短い(2〜3年?)
  • 電圧が12vとリチウムイオン電池が比べて低い
鉛バッテリーをダンベル代わりにして筋トレするとか?
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー( LiFePO4 )

電極の間をリチウムイオンが移動することで、充放電を行うバッテリーで、リチウムイオンバッテリーとほぼ同様ですが、正極にリン酸鉄リチウムを使ったバッテリー

リチウムイオン電池のデメリットを消した様な製品で、かなり有望な気がします。ただ鉛バッテリー互換な形式しかないので、使うには少し工夫が必要そう

メリット

  • 軽量 12Ah で1.36kg!
  • 長寿命
  • 安全性が高い
  • リチウムイオン電池と比較して安価
  • 急速充電できる
  • 充電回数が多い*7

デメリット

  • 自動車用バッテリーの様な形態しかない?
  • 12Vしかない?(正確には13v弱らしい)
安いし、容量多いし安全だし良いんじゃない?

代用可能なバッテリー

釣り専用バッテリーでなくても、他の目的用バッテリーを流用されてい方もいらっしゃるので、軽く記載します

マキタ電動工具バッテリー

マキタの電動工具様バッテリーで、14.4Vと18vの2種類存在する様で14.4vが電動リールに流用できそうです。
純正バッテリーは高いですが、互換バッテリーなら安めらしいです。
リチウムイオン電池で容量は6Ah前後
充電器は専用の充電器が必要になるので、既に電動工具持っている人はメリットありますが、持っていない場合はまあまりメリットないかも?

メリット

デメリット

  • 釣り用に加工が必要
  • 電動工具を持っていないとメリットが少ない?
ジャンプスターターバッテリーはダメ?

自動車のバッテリーが上がってしまった時の緊急用に販売されている、ジャンプスターターバッテリー。こちらを電動リールに流用されている方もいるようです。

ただ、ジャンプスターターは低い電圧のバッテリーを昇圧して12Vにしている製品がほとんどなので、瞬間的な大電流*8は得意ですが、少ない電流を長時間流すのは不得手です。

36whなどと書いてある製品の場合、36/12=3A 程度の容量しかないことになります。

個人的には避けた方が良いかと思いますー
車用バッテリーじゃダメ?

車用のバッテリーも12Vだり鉛バッテリーだし使えるのでは?と思われるかと思います。その通り使えますが、お薦めしないです。

車用バッテリーはジャンプスターターと同様に瞬間的に大容量の電流を流す設計となっていて、少電流を長時間流す様な作りになっていないです。
その為、バッテリーが長時間もたないかと…

また車用バッテリーは、電力量が0になる事を想定していないので、空っぽになると基本バッテリーの寿命を大幅に縮めちゃいます。*9

使えるけど、寿命がとても短くなるかもなので避けた方が良いかと

代表的な製品

今売られている製品を、①の独断でチョイスしてみます。

リチウムイオンバッテリ

ダイワ スーパーリチウム 11000WP-C 充電器付き

ダイワ(グローブライド)の電動リール用リチウムイオンバッテリーです。
釣具メーカーなので、ベルトついていたり釣りに使いやすい工夫があり安心して使えますが、いかんせん高価です。
電動リールもう一つ買えちゃう価格なので手がでないですね。

電圧 記載なし、14.4v?
容量 11Ah
重量 1.19kg
サイズ 20.4 x 9.4 x 4.6 cm
残量表示
充電器 付属
実売価格 71,000円前後
シマノ(SHIMANO) 電動リール 22 BTマスター 11Ah 電動丸

シマノの電動リール用リチウムイオンバッテリーです。
こちらも釣具メーカーなので安心して使えますが、こちらも高価です。
ダイワとは違って据え置きメインの形式です。

電圧 記載なし、14.4v?
容量 11Ah
重量 1.7kg
サイズ 90 x 180 x 120 cm
残量表示
充電器 付属
実売価格 66,900円前後
BMO JAPAN(ビーエムオージャパン) リチウムイオンバッテリー6.6Ah II 本体&チャージャーセット

BMO JAPAN製の電動リール用リチウムイオンバッテリーです。
少し容量の小さな6.6Ahな製品ですが、鉛の12Ah以上に持つそうです。
容量が小さい分、軽くてコンパクトで、シマノ・ダイワより大幅に安いですね。これなら手がでるかも?

電圧 14.4v
容量 6.6Ah
重量 0.75kg
サイズ 11.3 × 12.8 × 5.1 cm
残量表示 ×
充電器 付属
実売価格 26,000円前後
Hapyson(ハピソン) YQ-105 電動リール用バッテリーコンパクト

ハピソン製の電動リール用リチウムイオンバッテリーです。
こちらも少し容量の小さな6.7Ahな製品です。腰に巻いて使えるベルトが付いていたり、LEDライトがついていたり、USB端子がついていたり。釣り目的でなくても防災用として使えそうです。

電圧 14.4v
容量 6.7Ah
重量 1.0kg
サイズ 13.5x16.5x7 cm
残量表示
充電器 付属
実売価格 31,000円前後

鉛電池

ダイワ タフバッテリー 12000

ダイワ製の電動リール用鉛バッテリーです。
特に釣具メーカーならではの特色はなさそうです。

電圧 12v
容量 12Ah
重量 4.2kg
サイズ 15.1 × 9.8 × 9.5 cm
残量表示 ×
充電器 付属
実売価格 13,000円前後
ハピソン(Hapyson) 中・小型電動リール用充電式 12Ahバッテリーパック YQ-118

ハピソン製の電動リール用鉛バッテリーです。
密閉型で残量表示がつき持ち運び易くなっていますが、その代わり大きく重くなっています。5kg近い重量はちょっと厳しいかも?

電圧 12v
容量 12Ah
重量 4.9kg
サイズ 18.5 × 14.0 × 21.5 cm
残量表示
充電器 付属
実売価格 14,000円前後
BMO JAPAN(ビーエムオージャパン) ディープサイクル バッテリー13Ah 本体・チャージャー・バッグセット

BMO製の電動リール用鉛バッテリーです。
上記2機種より若干容量が大きいです。シンプルな仕様で価格は半額以下なので、とりあえずバッテリー欲しい場合は有力な候補かもです。

電圧 12v
容量 13Ah
重量 4.1kg
サイズ 15.1 × 9.8 × 9.3 cm
残量表示
充電器 付属
実売価格 6,500円前後
安心のディープサイクルバッテリーだし、基本性能は問題ないのでこれで良いかも?

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー( LiFePO4 )

参考としてリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを掲載します。
12Ahで1.3kgと非常に軽量です。サイズコンパクトですね。
153.6 whという事なので、1時間でちゃんと12A流せる計算の容量です。

電圧 12.8v
容量 12Ah
重量 1.3kg
サイズ 9.6 x 9.8 x 15.2 cm
残量表示 ×
充電器 なし
実売価格 7,500円前後
充電器込みで価格は諭吉1枚前後なので、わしの釣り用バッテリーこれで決まりでは?
タッパーにステンレス金具で電極つけてバッテリー収納すれば、使い易くなるかも?!

まとめ

改めて調べると、釣具メーカーの電動バッテリーはとてもお高いですね〜
少し容量の小さいバッテリーならリチウムイオン電池も手が届く価格の範囲かと思います。
鉛バッテリーは、釣具メーカー製でも、あまり仕様は変わらないのでシンプルにBMO製がコストも安くて良い気がします。

で本命のリン酸鉄リチウムイオンバッテリー。良い事づくめですがあまり実績がないのがちょっと心配なところ。

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーセルで自作されている方がおりました。
kfjk.blog.fc2.com

定格の90%は持つそうなので、1日のマルイカ釣りでいけそうですね!

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー買っちゃおうかしら?
その前に電動リールかったら?肩痛いんだし…

*1:直流

*2:このあたりは各メーカーによって微妙に異なります

*3:充電池

*4:今の相模湾の最大水深?

*5:1時間で流せる電流量

*6:W=V*Aなので

*7:リチウムイオンと鉛が200~300回程度ですが、4000回!〜と断違いに多い

*8:エンジンの始動の瞬間のみ

*9:海用の鉛電池はディープサイクルバッテリーといって、空になっても大丈夫な様に作られています