前回の湾フグ釣行記で、ヤマワ産業のカットウ仕掛けが理にかなっている気がしますと記載しましたが、湾フグ仕掛けもうちょっと工夫の余地があるのでは?と思って、ちと考えてみました。
前回の記事↓
tamahi-channel.hatenablog.com
一般的な湾フグ仕掛け
通常の湾フグ仕掛けは、一番上に中通しオモリ、その下に餌鉤をノーマルカットウなら1本、チラシなら3本、最後に13~15cm程度離した位置にカットウを付けた構成となります。
湾フグ仕掛けの困る(気をつけないと行けない)点
湾フグは、数十センチ上げてゆ〜くり落とすという誘いを繰り返しますが、カットウが仕掛けの上部に引っかかってしまうと、いくらアタッてアワセてもカットウにフグが掛からない状態に陥ります。(テーリング)
その為、投入時や誘い後の落とす時には丁寧に注意して行う必要があります。
また引っかかっていない状態でも、着底した状態でカットウの位置が餌鉤の真下側にきていないと、やっぱりアワセても掛かりづらい状態になりますね。
ノーマルカットウとチラシカットウ
湾フグ仕掛けには、ノーマルカットウとチラシカットウがあります。
ノーマルカットウ
餌鉤が大きめ1本でエビを1本付ける仕掛けとなります。
- 餌が大きいのでアピール度が高い
- 餌の扱いがチラシカットウと比べて簡単
- 餌で食べられる箇所が、鉤より下でエビは柔らかいのでアタリが出づらい
出典: TSURINEWS
チラシカットウ
餌鉤小さめな物を3個程度付けて、カットしたエビをそれぞれ付ける仕掛けとなります。
- 餌が小さいのでノーマルと比べるとアピール度は弱い
- 餌の扱いがノーマルカットウと比べると、全ての身を剥いてカットするなど一寸だけ面倒
- カットした餌それぞれに鉤がついているので、アタリが出やすい。
改善点?
カットウの位置を気をつけないと、掛かりが悪くなります。
餌鉤もアピールを重視してノーマルカットウにするとアタリが弱くなり、アタリ重視にチラシカットウにすると、アピールが弱くなるという。彼方立てれば此方が立たぬ 状態になります。
考えてみた
カットウ位置対処
カットウの位置があちこち向いてしまうのは、張りの有る糸を使う事で対応可能ですね。
エステル系の糸かワイヤー、伊勢湾のフグの様に天秤使うかすればカットウの位置は掛かりやすい位置で固定できそう。
ただ今までの仕掛けの構成のまま、固いワイヤー等使うと、アタリに影響でそう。
餌鉤
アピール重視したくて、アタリも出やすくしたいという事は皆さん考える様で、形状記憶合金をエビに刺してアタリ出やすくする仕掛けもありました。
出典: 沖三昧
上記仕掛けでも良いですが、その為だけに形状記憶合金使うのもなんなので、チラシカットウと同じ様に鉤を1本から2本にして、フグが食べる箇所にも鉤付ければ良いんじゃ?とシンプルに考えました。
で考えた結果
という事で、ワイヤー使えばカットウの位置は気にせずに済みます、アタリが出にくくなる対処は、餌鉤部とカットウ部を分離しちゃえば良いんじゃない?というのが大枠の考えになります。
加えてオモリはカットウ部に付ければ、アタリの邪魔が減るのでは?とい
餌鉤部
餌鉤を上下2本にして、下鉤のハリスにはチューブ被せて作ります。
カットウ部
ワイヤーで上部に餌鉤部の輪を通す穴を設けて、その下にオモリをつける輪を付け、一番下にカットウを付けました。
組み合わせ例
上下組み合わせた例、上下分離すると、餌鉤はチラシでも1本でも2本でも自由に変えられますね。
餌鉤とリーダーは直結になりますので、アタリも出やすくなると想定しています。
オモリをカットウのワイヤーにつける事で、オモリ交換も楽になり、カットウの位置も必ず下側に位置するので掛かりやすくなるんじゃ?と思っています。
この仕掛けで次回チャレンジしてみます!
チャレンジ結果はこちら。
tamahi-channel.hatenablog.com
結論からいうと一部だけ成功でした。
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